ホームベーカリーって節約になるの?
3年間迷いに迷ってようやく購入を決めたホームベーカリー。
私のような家事レベルの低い人間でも本当にノースキルで美味しいパンが焼けます。
ボタン一つ押すだけであとはお任せで朝から焼きたてのパンが食べれるなんて本当に贅沢なことです。
かなり満足していますがはたしてコスパは良いのでしょうか?
- ホームベーカリーのコスパはいいの?
- ホームベーカリーの良い点
- ホームベーカリーの残念な点
- 食パンをつくるコストは?
はたしてコスパは良いのか?
スーパーで売っている最安値の食パンと比べるのならコスパは悪いです。
スーパーの食パンはものによっては1斤100円以下で売っているものもあります。
ホームベーカリーは最初に初期投資として本体代が必要ですが、それを差し引いても100円以下でパンを作るのは結構難しいと思います。
パンを作るにはある程度材料を揃えなければいけませんが、その材料費を極力安く抑えるか、レシピを工夫して値段の高い材料を少なく配合するくらいしか方法がありません。
残念なことに、材料のランクを下げたり、レシピの配合をいじると味も落ちることが多いです。
ホームベーカリーの能力を最大限に発揮し、美味しい食パンを食べるためにはある程度材料費をかける必要があります。
なので、できるだけ安くパンを食べたいのならスーパーの食パンを買った方が満足できると思います。
町のパン屋さんで食パンを買うくらいの値段をかけても良いのであればかなりいい勝負ができます。
味もかなり近いレベルで作れるので家にいながらパン屋さんのパンを食べるための家電だと思えばコスパはかなり良い商品なのではないでしょうか?
ホームベーカリーは節約のためというよりも趣味や楽しみのために買うものだと思います。
そしてそういう意味では値段以上のはたらきを十分してくれるコスパの良い家電です。
ちなみに私が購入したのはパナソニックのSD-MDX101-Kという商品です。
レビューを書いていますので使い勝手が気になる方は下のリンクから読んでください。↓
ホームベーカリーの良い点
材料をすべて自分で選べる
これが一番大きなメリットではないかと思います。
市販の食パンには保存料などの添加物が使われています。
もちろん必要だから使われているのですが、買うのに少しためらってしまうことはありませんか?
というのも、私には2歳と0歳の子供がおり、毎日食べるような主食であればなおさら添加物は口に入れたくないなと思うのです。
また、材料に関しても、コストを抑えるためにバターではなくマーガリンをつかっていることもありますが、そうするとトランス脂肪酸が気になります。
また、外国産小麦であればポストハーベスト問題という農薬問題も気になります。
考えればキリがありません。
ホームベーカリーでパンを焼くと、自分の納得した材料だけを入れて焼くことができ、また添加物もなくせます。
私は子供に食べさせても安心なパンにしたかったこともあり国産小麦とバターを使って作る方法に落ち着きました。
安心で、味にも満足していますがコスト的にはスーパーで売っている最安値の食パンには遠く及ばなくなってしまいます。
また保存料がはいっていないので食パンが傷みやすく、すぐに消費できない場合は、冷凍庫に入れて保存し、食べるときは解凍せずにトースターにそのまま入れて焼くと美味しく食べれます。
私が使っている材料や道具は↓下のリンクにまとめてあります。
食パン以外にも作れるメニューが多く、洗い物も少ない
面倒くさがりの私は、ケーキメニューを何気に重宝しています。
ホームベーカリーとはいっても最近のものは何でも作れる商品が本当に多いです。
食パンやフランスパン、ブリオッシュなどのパンメニューやピザ生地の他に、うどんやパスタ、お餅やジャム、甘酒まで作れます。
私はパウンドケーキが好きなのですが、洗い物が出るのが嫌で食べたいなぁと思っても作るまでのハードルが高く結局作らないことが多かったです。
ホームベーカリーを使えば内釜の中にすべての材料を全て入れてスタートボタンを押すだけで勝手に焼きあがります。
途中で一度内釜にこびりついた粉をスパチュラで落としてあげなければなりませんが洗い物が内釜、はね、スパチュラの3つしか出ません。
食パンを焼くときと洗い物の量はほとんど変わらないので、豊富なメニューをどんどん試していくことができます。
贅沢感があり心が満たされる
朝から焼きたてのパンを食べられるのはかなり贅沢感があります。
ただ、焼きたてのパンというのは上手く切ることができません。
そんな時はナイフでカットするのではなく、手でちぎりながら食べることがあります。
朝起きてすぐに焼きたてのパンが食べられるのも自宅で作るからこそです。
ささいな贅沢ですが、こういう贅沢は心をとてもリッチにしてくれます。
ホームベーカリーの残念な点
初期費用と電気代がかかる
材料費以外に、ホームベーカリー本体を買うための初期費用と、それを使う時の電気代がかかります。
ホームベーカリーは機能やメーカーによってピンからキリまでですが、最低でも5000円以上は出さないと購入できません。
たくさんの機能が入った高級機種になると4~5万円します。
高級機種を買おうとすると、なかなか思い切りが必要な値段になってきますね。
買ったけど使わなくなった家電としてホームベーカリーの話をよく聞くのでしっかり考えてから購入するべき家電ですね。
音がする
私の購入した商品は、イーストを後から自動投入してくれます。
そのおかげで夏でも冬でも変わりなく安定して美味しい食パンが焼けるのですが、自動投入する時にバチンと大きな音が8回になります。
また、食パンをこねる作業の時にウイーンという機械音がします。
それほど気になる音量ではないのですが、キッチンとリビングがひと続きだったり神経質な人にとっては少々気になると思います。
焼けたらすぐに取り出さないといけない
焼き上がったらすぐに取り出さないと熱が入りすぎてしまいます。
パンを取り出すところまでホームベーカリーが自動でやってくれれば最高なのですが・・・・・・。
一つのパンを焼くのに4~5時間かかりますから、その間出掛けたり、別の家事をするのは可能ですが、焼き上がりのタイミングではホームベーカリーのそばにいないといけません。
朝食に美味しい焼きたてのパンを食べたければ、寝坊することができなくなるので朝起きるのが苦手な人には少し厳しいかもですね。
食パン1斤あたりのコストは?
私がいつも作っているレシピでかかる値段を計算したいと思います。
レシピはこちらのサイト様を参考にさせていただいてます。
強力粉:250g
バター:20g
砂糖:20g
塩:4g(有塩バターの場合は2g)
水:110ml
牛乳:70ml
ドライイースト:1.4g
ゆる子ライフ「我が家の基本レシピ」より
説明書に付属してるレシピより美味しかったのでずっとこの作り方を真似させてもらっています。
そして1斤にかかるお値段が以下の表の通り。
材料 | 購入価格 | 使用料 | 1回分の価格 |
強力粉 | 3680/10kg | 250g | 92 |
バター | 365/150g | 20g | 48 |
砂糖 | 192/1kg | 20g | 4 |
塩 | 178/1kg | 4g | 1 |
水 | 110ml | ||
牛乳 | 168/1000ml | 70ml | 11 |
ドライイースト | 1253/500g | 1.4g | 4 |
あとはこれにプラスして電気代がかかるくらいです。
Googleで検索してみたところ1斤焼くのに8~15円ほどかかるようです。
なので15円で計算すると1斤あたり175円という結果になりました。
1斤あたりのコストを抑える方法
- 材料は多めにまとめ買いをする
- 有塩バターを使う
- プライベートブランドを試す
- レシピを調整する
ホームベーカリーで作る食パンは美味しくしようと材料やレシピにこだわるほどコストが高くなっていきます。
できるだけ安く食パンを作ろうとレシピをいじりすぎてしまうと、食パンが膨らまなくなってしまったりするので注意しましょう。
どうしても本当に安い食パンが食べたければ、スーパーで売っているものを買った方が絶対に良いです。
材料は多めにまとめ買いをする
ネットショップで買うと、スーパーでは売っていないような、業務用で大容量の商品が売っています。
保存する場所があるのであれば、できるだけ多くの量を買う方が割安になることが多いです。
近所のスーパーで買うより大容量をネットショップで買った方が送料込みでも安くなることが多いので試してみてください。
有塩バターを使う
レシピに書いてあるバターとは基本的に無縁バターであることが多いのですが、無塩バターは普通のバターに比べて割高になってしまいます。
ですが結局食パンには塩を入れるので有塩バターでも構わないです。
無塩バターと塩に分けた方が食パンに含まれる塩分量の計算が正確にできるからであって、こだわりが強くないのなら塩を半分くらい減らせば味に問題ありません。
バターは結構高くつくので有塩バターを使うことで少しコストを抑えることができます。
プライベートブランドを試す
有名なメーカー品にこだわりがなければプライベートブランドを試してみるとコストを抑えることができます。
砂糖や塩も購入するスーパー独自のプライベートブランド商品だとメーカー品よりかなり安いこともよくあります。
バターの話ですが、発酵バターというものがあり、これを使うと味に深みが出ると言われています。
ただし、価格が高いです。
食パンの味にこだわる人は発酵バターを使って作る人もいるようです。
発酵バターは使いたいけどコストは抑えたい場合、イオンのプライベートブランド「トップバリュ」の発酵バターはメーカー品の無塩バターより安いそうです。
もちろんメーカーによって商品の味は違うので値段と味とで相談しつつ自分なりの材料の組み合わせを見つけてみてください。
レシピを調整する
材料のランクを下げたり種類を変え、材料費のかかりやすいバターなどの量を少なくするとコストを下げやすいです。
ただし味にダイレクトに影響があります。
自分の舌とお財布と相談しながらレシピを調整してください。
まとめ:ホームベーカリーは心をリッチにしてくれる
ホームベーカリーを買うことで、節約につながることはありません。
ですが、かけたお金以上の贅沢感で心が満たされます。
そういう意味では、とてもコスパの良い家電です。
安心安全な材料で作った食パンを朝から手でちぎって子供とパクつくのは何にも変え難い時間になりました。
毎朝起きるのが楽しみで夜眠るときから子供と一緒にわくわくしています。
とは言っても安い買い物では無いので、本当に使い続けられるか不安であれば、最近は家電のレンタルもあるようです。
まずはそういったサイトでレンタルして試してみてから購入するのも良いと思います。
以上、山岡エビでした。
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