3年前から買おうか悩んでいたホームベーカリー。
安い買い物でもないし、買って使わなくなったら嫌だなぁとうじうじ。
私は家事が大嫌いなので、せっかく買っても使わなくなったらどうしようと思い買うのをためらっていました。
食べることは大好きなのでホームベーカリーは魅力的なのですが、買って手元に来たらそれで満足して使わなくなってしまう気がしていたのです。
それでもどうしても欲しくてたまにレビューなどを見て妄想していたのですがついに購入してしまいました!
一つ前の型であることと、展示品だったらしくかなり安く販売していたからです。
やっと手に入れたホームベーカリー。
使用感は控えめに言って最高だったのでこの興奮をそのままレビューしたいと思います。
買った商品
SD-MDX101-K
2018年10月発売
Amazonで26,600円で購入できました。
後継機種は2019年9月発売のSD-MDX102という商品です。
最新機種との比較
最新機種とは何が違うのか?
一番大きな違いは最新機種には「ドライ天然酵母食パン」メニューが追加されたことです。
逆に言えば、このメニューが必要ない人は一つ古い型の商品でも良いわけです。
他に細かい変更点があるのですが、それは以下の3つです。
- 本体重量が6.1キロ→6.2キロになった
- メニュー名が「グルテンフリーケーキ」→「米粉ケーキ」に変更
- 蓋上面のカラーがグレーに変更
この辺りは些細なことなので、こだわりがなければ変更されたことにも気づかないレベルだと思います。
スペックや作れるメニューはほとんど違わないので詳しいことが知りたい方はパナソニックの公式ホームページを見てもらうと私が買った商品のことも分かりやすいと思います。
家電素人の私の目から見たらほぼ一緒です。
下のリンクから飛べます。
「ドライ天然酵母食パン」メニューとは?
天然酵母で食パンを作ろうと思うと、生種起こしという作業があり、これには1日ほど時間がかかります。
もちろん、ホームベーカリーに任せっきりにしていいので、セットした後は放置で構わないのですが、イースト菌で食パンを作る時よりは少し手間がかかります。
それをもっと簡単にすることができる、ドライ天然酵母というものがあるのですが、そちらを使って食パンを作る時の専用メニューが「ドライ天然酵母食パン」です。
このメニューがないとドライ天然酵母で食パンが作れないのかというと、そうではありません。
専用メニューなので「練り」や「ねかし」「発酵」の時間などを細かく研究されていますが、他のホームベーカリーでドライ天然酵母食パンを作れないという訳ではないのです。
逆に言えばドライ天然酵母食パンに強いこだわりがある場合は最新機種を買った方が満足できると思います。
レビュー
本体について
まず見た目がカッコ良すぎてテンションが上がりました。

そこまで見た目にはこだわりませんが、やっぱりかっこいいに越したことはありません。
重さは結構あり、持ち運べないわけではないですが、持ち歩きたい重さではありません。
あとはもっと炊飯器みたいなサイズ感を想像していたのですが、幅は同じような感じですが、高さがかなりあります。
炊飯器の横に置けたらいいなと思っていたのですか頭がギリ当たって収納できませんでした。

なので置き場所は検討。
一緒に写っている炊飯器は象印のSTANというものでこちらもなかなか素敵な商品です。
STANのレビューは↓下のリンクから読めます。
食パンの味は?
「パン・ド・ミ 」メニューで焼いた食パンが美味しかったです。
そもそもこのメニューが使いたくてパナソニックのホームベーカリーが欲しかったので大満足です。
「パン・ド・ミ」とは中身のパンという意味なのですが中身(クラム)の美味しさを楽しむパンだそうです。
このホームベーカリーの「パン・ド・ミ」メニューはイーストを使う量を少なくできるのでイースト臭さが解消できます。
せっかくいい材料を使ってもイースト臭が強くなると美味しくなくなるのですが、イーストを少なくすると、パンを発酵させるのが難しくなるのだそうです。
これを人の手でやろうとするとかなりの技術が必要なのですがこのパナソニックの商品はいい感じにやってくれるのです。
あと、パン作りというのはなかなかの技術が必要で、気温や湿度によっても出来上がりが変わってしまうそうです。
その辺もこのホームベーカリーがいい感じにしてくれます。
どうやらイースト菌を後から自動投入できるところにその辺の技術があるようです。

しかし、そんな難しいことは何も考えず、私はボタンを一つ押すだけで私でも美味しいパンが焼けてしまいます。
ちなみにイーストだけでなく、レーズンやナッツ類もいい感じのタイミングで自動投入してくれます。
つまり腕のいいパン職人を家に呼び寄せているのと同じ状況です。
最高ですね。
最近流行っているめちゃめちゃ高級な食パンには及ばないかもしれませんが、町のパン屋さんと同じくらいのレベルのパンが朝から焼きたてで食べられます。
これってなかなか贅沢なことではないでしょうか。
感動が止まらないっていう程、大袈裟なパンはできあがりませんが、普通にかなり美味しいパンが焼けます。
うちの主人の場合、朝食は何も食べないことが多かったのですが、ホームベーカリーを買ってからは毎朝パンを食べるようになりましたよ。
ホームベーカリーと一緒に使っている道具やパンの材料は↓下のリンクにまとめてあります。
使い続けられそうか?
ここが一番気にしていたポイントなのですが、全然使い続けられそうです。
というのも、食パンの材料をセットするのに5分もかからなくて本当にノースキルで美味しいパンが焼けるからです。
汚れるところも少なく、掃除もそんなに時間がかからなかったのも素敵ポイントだと思います。
内釜とはねは一体化していないので、その間に生地が挟まったまま焼き上がることが多いです。


パンの底に空いてる穴の部分の生地がはねにからんで焼き上がります。
なので、焼き上がったパンを取り出した後は、内釜にお湯を浸しておくと生地がはがれやすくなります。
そんなに複雑な形状ではないけど、どうしても取れない部分が出てくると思いますが、私は百均で買ったたこ焼きピックを使って取っています。

このたこ焼きピックはシリコンでできているので、内釜のテフロン加工を削らずにパンの生地をきれいにはがすことができます。
残念な点は?
音が気になるなぁという感じはあります。
主にこねる時とイーストを投入する時です。
特にイーストを投入する音は結構大きくてバチンという音が8回鳴ります。
こねる音はウィーンウィーンという機械音と生地がぶつかる音がガタガタとします。
我が家はカウンターキッチンでリビングとひと続きなのですが、こねる時の音は多少気になります。
たぶん、テレビの音量を少し上げようか迷うくらいの音はしています。
しかし我が家には元気な2歳児がいるので家電の音などたいした問題ではありません。
正直、全く気にならない。
子供がお昼寝をしてようやく
あ、こねてる音してるなと気づく程度です。
我が家が基本的に騒々しいのであまり参考にならない感想で申し訳ないです。
こねる音やイーストを投入する音は長い時間鳴る音でも無いですし、予約タイマーでセットして自分は寝室で寝ている間に夜焼くならまったく問題ないと思います。
まとめ:焼きたての香りが最高に贅沢
我が家のキッチンと寝室は一階と二階で距離も離れていますが、扉を開けて寝ていると焼きたてのパンの香りが上がってきます。
パンの香りで目が覚める。
とまではいきませんが、階段を降りるあたりからいい香りがしてきます。

パナソニックはホームベーカリーの老舗で、技術は確かなものがあるのですが、少々お高いイメージです。
私はたまたま安く手に入れることができたからお得感が強いのですが、元値だったら購入をためらったままだったと思います。
ですが、縁あってこの機種を手に入れ使ってみた感想は控えめに言って最高でした。
将来もしこのホームベーカリーが壊れたら、絶対に後継機種に買い換えます。
私は買って大満足でした。
安い買い物ではないのですが、やっぱり朝起きてすぐに焼きたてのパンを食べれる幸せには代え難いです。
パンを1斤焼くのにかかるお金はそろえる材料にもよりますが150円~200円程度です。
しかし、この金額では到底感じることのできないほどの贅沢感があります。
ボタンひとつで使えて翌朝の心がリッチになる商品はそうそう無いのではないでしょうか?
この贅沢感、一度体験すると病みつきになりますよ。
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以上、山岡エビでした。
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