出産は幸せなことですが、痛いことの連続でもあります。
私は1人目と2人目で出産方法が違いました。
1人目は経膣分娩といういわゆる普通の出産で下から産むというもの。
2人目は緊急帝王切開になりお腹を切る手術で出産をしました。
まだ経験していない人はどれだけの痛みなのか気になりますよね。
私も出産前に怖くて検索しまくったことがあります。
2種類の出産方法を経験した私が痛みを勝手にランキング付けしました。
題して「出産妊娠痛みランキング」
13位 導尿カテーテルを入れる時
導尿カテーテルなんて初めてのことだったので、めっちゃ痛かったらどうしようと思ったんですが、ほとんど痛みはありませんでした。
鋭い痛みと鈍い痛みが両方ある嫌な痛みがちょっとあります。
導尿カテーテルを入れる時に助産師さんから「ファー」と声を出してと言われました。
そうすると力が抜けて入れやすくなり、痛みも少なくなるそうです。
入れた後に痛みはありませんが、尿意に似た違和感が少しあります。
12位 帝王切開の部分麻酔
勝手にめちゃめちゃ痛いのかなと想像していたので、拍子抜けしてしまったくらい痛くありませんでした。
体を丸めて背中を突き出すようにして背骨の近くに注射をしてもらいます。
少しチクッとしますが、点滴の針の方がやや痛いかな?くらいです。
11位 点滴の針
普通の注射よりも針が太いので、少し痛いです。
もともと注射は平気なのでそんなに気になる痛みではありませんでした。
手術中に麻酔の効いた私を動かすために助産師さんが腕を握ってきた時があって、それががっつり針の上だったのでその時は針折れたんじゃねーかっていうぐらい痛かったです。
こちらに関しては事故みたいなものなのでランキングには入れませんが点滴のところは押さえられないように上手く避けてくださいね。
結構痛いので!
10位 産後の排尿
普通分娩の出産の時は、出産のダメージで尿道あたりもやられたようで産後の排尿は痛みがありました。
帝王切開の時は導尿カテーテルを入れていたので、抜いてから2~3回目ぐらいまではツンとした痛みがありました。
地味に嫌な痛みです。
9位 産後のおっぱいの張り
出産後はおっぱいが作られるようになるのでパンパンに張ってきます。
赤ちゃんの飲むスピードと私のおっぱいが作られるスピードが合っていないので、最初の1週間は胸の張りがかなり痛く、また熱も持っています。
痛みをやわらげるために、少し絞って圧を抜いたりアイスノンで冷やしたりしますが、ニップルフォーマーをつけるのが一番楽でした。
ニップルフォーマーは本来圧を抜くためのものではありませんが、助産師さんにすすめられて使っていました。
プロの知恵ですね。
8位 妊娠中の腰痛
今まで生きてきて腰痛になったことはほとんどありませんが、妊娠して安定期に入った頃ぐらいからいつも骨盤や背中、足の付け根が痛くなります。
寝転がっても立ってていても痛くて、歩くともっと痛い。
産婦人科でおすすめされたトコちゃんベルトというものを巻いていると、骨盤が固定されて痛みがなくなりました。
もともとO脚だったのですが、それも改善されてちょっとラッキーです。
7位 前駆陣痛
とても陣痛によく似ていますが、陣痛と比べると全然痛くありません。
でもこれは陣痛も経験した後だから言えることです。
正直、前駆陣痛も普通に痛いので生活に支障が出ます。
前駆陣痛から本陣痛への変わり目だってよくわかりません。
私の個人的な判断基準ですが、前駆陣痛はギリ眠れるけど、陣痛になったら眠れない。
以上。
6位 トイレ歩行【帝王切開 】
帝王切開の翌日から歩くことを求められます。
そうしなければ内臓が癒着してしまうからです。
前の日にお腹を切られて、次の日に歩かされるなんて、どんな拷問なんだ?
まずはベッドからトイレまで歩かなければいけないのですが、全く動けません。
歩くのも難しいですが、立ったりしゃがんだりはもっと激痛です。
そもそもベッドから起き上がる時が一番大変で、腹筋を使えないので腕の力だけを使って起き上がります。
全ての行動がめちゃめちゃゆっくりでゾンビみたいな動きになります。
5位 胎動がクリティカルヒット
こっちが油断している時にあばら骨に入るキックが息が止まるぐらい痛いです。
臨月に近づくほど胎動も力強くなるので、綺麗にキックが入った時の痛みはなかなかのものです。
4位 子宮の戻りを確認する為にお腹を押される【 帝王切開】
お腹切られてるのに、がっつりお腹を押されるんです。
びっくりしません?
押してきた先生や助産師さんに対してお前、正気か!と思いました。
切ったところ押すとか人間のすることじゃねーよ!と
ちゃんと体が回復しているか見るための大切なチェックなので仕方がないのですが、まじで痛い。
3位 手術後、咳をした時【 帝王切開】
控えめに言って地獄ですね。
咳の1回1回が、もはや衝撃。
内臓飛び出るんじゃないかと思いました。
咳についてはこちらの記事に詳しく書いているので、読んでみてください。
2位 術後、麻酔が切れてきた頃【 帝王切開】
出産後には後陣痛というものがあります。
妊娠中に大きくなった子宮が元に戻ろうと縮む時の痛みです。
まずこれが辛い。
それにプラスしてお腹の皮と子宮を切られた痛みがあります。
外も中も全部痛い。
また手術直後はとても寒く、電気毛布と暖房ガンガンに入れてもらいました。
これはよくあることだそうです。
その後、熱が出たり肩や頭が痛くなったりと、切られたところ以外の痛みや体のだるさがあり、かなりしんどかったです。
1位 陣痛(特に破水後)【 普通分娩】
痛みの瞬間的な強さは陣痛が断トツで痛いです。
トータルで考えると帝王切開の痛みもなかなかのものですが、帝王切開は日にちが経つにつれてどんどん痛みが落ち着いていくのに対して、陣痛はどんどん強くなっていき、終わりが見えない、いつまで続くのか分からない恐怖もあるので陣痛を1位にしました。
陣痛は痛みの一括払い、帝王切開は分割払いしているイメージです。
陣痛は1回1回の痛みの鋭さが半端じゃない。
こんだけ痛くても人って死なないんだと感心するほどです。
痛すぎてまったく声が出ませんし、吐き気もすごかったです。
大声で叫ぶ人もいるらしいのですが、私は声が出なくなるタイプだったようです。
破水をしてから子宮口全開になるまでのいきみ逃しをしている間が一番痛かったです。
私は子宮口8センチになってから破水をしたので、そこから10センチになるまでの4~5時間が地獄でした。
全開になってからはいきんで良いのですが、そっちに集中するようになるからか、そこまで痛みを感じませんでした。
子宮口が開くまで耐えている間の陣痛がとにかく痛かったです。
番外編
- 後陣痛のみの痛み
後陣痛とは妊娠中に大きくなった子宮が元の大きさに戻ろうと縮む時の痛みです。
一般的には1人目の時よりも2人目の時の方が痛みが酷くなると言われています。
私も1人目の時は全く痛みを感じませんでした。2人目の時は帝王切開をしていたので、その傷の痛みと同時に感じていたので、後陣痛だけの痛みがわかりません。
なのでランク外としました。
- 出産時の会陰切開
- 出産の瞬間の痛み
- 会陰切開の縫合
この3つは同じ理由でランク外にしました。
私の通っていた産婦人科は会陰切開の前に部分麻酔を打ってくれます。
ありがたいことではありますが、この3つの痛みは全く分からなかったので、ランク外です。
痛みを数値化する疼痛スコア
痛みというものはかなり主観的なもので人に理解してもらうのは難しいですよね。
そこで疼痛(とうつう)スコアというものが存在するようです。

それによると陣痛の痛みは骨折の2倍以上。
手指の骨折のちょい下くらいです。
普通にダメなやつでしょ。
確かに思い返せば死なないのが不思議なぐらいの痛みでした。
まとめ
出産妊娠は痛いことの連続です。
じゃあなぜ耐えれるかというと痛みを乗り越えた先に可愛い赤ちゃんが待っているからです。
1人目の子供を産んだ時、二度と出産するかと誓ったのに赤ちゃんが可愛いすぎて2人目を妊娠してしまいました。
痛みを忘れると言いますが、普通に忘れませんよ。
ただ、また赤ちゃんに会いたいと思ってしまった。
二度と産まないという決意が揺れる程に赤ちゃんは可愛いです。
それがなかったら誰が好き好んであんな痛みを味わうかっての。
そんな風に産まれてきたので命は大事にしましょう。
自分の命も、他人の命も。
帝王切開の出産レポートは↓下のリンクから読めます。
以上、山岡エビでした。
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